◆本時の目標
・スマホの製造現場から「世界の工場」とよばれている中国の実態に迫る。

1 広東省のシェンチェンにある、iPhoneの製造工場の通勤風景の動画を見せる。

*私は、2012年10月にテレビ東京で放送された「未来ジパング 中国の行方~反日デモの裏で起きていたこと」を録画していたので、それを子どもたちに見せています。

*テレビ東京の人気経済番組は、オンデマンドで月額540円で見ることができます。

2 iPhoneの裏側の写真を見て、疑問に思ったことを自由に発表させる。

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*iPhoneは、FOXCOM(フォックスコン:富士康科学集団)という会社がAppleから委託を受けて生産している。

3 小さな文字にも注目させ、その意味について説明する。

Designed by Apple in California Assembled in China

4 次の課題をグループで考えた上で、それを全体に発表させる。

➀ なぜ iPhone は、中国ではなくアメリカで設計されているのだろう。
➁ なぜ iPhone は、アメリカではなく中国 で生産されているのだろう?

5 経済特区の場所を確認させ、人口一人当たりの工業生産額の主題図から読み取れることを発表させる。

*FOXCOM(フォックスコン:富士康科学集団)の英語名は Foxconn Technology Group であり、シャープを買収したことで有名になった鴻海精密工業(ホンハイ)がその中核会社です。

*私のブログ 中国で生産されるスマホ ~ シャープを買収した鴻海精密工業 ~ もご覧ください。

≪お知らせ≫ 2016年10月17日

iPhoneの裏側の文字を授業のネタに使っているのは、自分だけだと過信してました。何気なく、Designed by Apple in California Assembled in China と入力して検索してみると、私より先に投稿している先生がいらっしゃいました。

神奈川県の高校の先生が、帝国書院の『高等学校 地理・地図資料2016年度第1学期号』に寄稿されているのを見つけました。

私は決してこの投稿を見て、自分のホームページに書き込んだわけではありません。私も、以前からiPhoneの裏面の文字をネタに実践していたことを信じていただけるでしょうか?