イギリス鉄道の黎明期 ~ アルバート殿下とプラネット号 ~

イギリスの産業革命を支えた鉄道ですが、その黎明期に ストックトン・アンド・ダーリントン鉄道(1825) と リバプール・アンド・マンチェスター鉄道(1830)が敷かれました。

これらには、鉄道の父とよばれるジョージ・スチーブンソン(1781~1848)と、その息子ロバート・スチーブンソンの2人が深くかかわっています。

◆ 下図は1836年頃のイギリスの鉄道網ですが、既にロンドンを中心に工業都市をつなぐネットワークが形成されています。

*この鉄道網の地図は、「山武の世界史」というブログに載っていた地図を参考にして作成しました。おおもとは、第一学習社の「最新世界史図表」のようです。

◆ さて、下の写真は何だと思いますか。これは、NHKで放送されている「女王ヴィクトリア-愛に生きる」第7話の、ビクトリア女王の夫アルバートが蒸気機関車プラネット号に乗っている場面です。時間と場所は、1840年のスタッフォード近郊だと思われます。

*1840年と推測した理由は、ビクトリアが第一子(ヴィッキー)を懐妊しているときのドラマであり、その子どもが1840年の11月に生まれているからです。

◆ さらに1852年になると、鉄道は網の目のように張り巡らされ、人口10万人以上の工業都市がロンドンまで含めて10を数えるようになります。
*学び舎の教科書を参考に作成。

 

産業革命期のイギリスの鉄道網(1836年頃)

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