使われなくなったアクティブ・ラーニング
最近、アクティブ・ラーニング(AL)という言葉を聞かないな、と思っていたら、日本文教出版の社会科NAVI(2017Vol16)のp15で次のような記述を見つけました。
今回、2014年の中央教育審議会への諮問にあった「アクティブ・ラーニング」の文言はなく、「主体的・対話的で深い学び」という表現になっています。
*この頁は、大阪教育大学・大阪成蹊大学・武庫川女子大学非常勤講師の丹松美代志という先生が「学び合いの社会科授業とは?」というタイトルで寄稿されたものです。
中学校では新学習指導要領が2021(平成33)年に完全実施されるというのに、ちょっと待ってくださいと言いたいですね。
*天皇陛下が譲位されるので、平成31年1月1日から新元号でしたね ・・・・・・・・
あれだけ、これからはアクティブ・ラーニングと言っていたのに、文部科学省、恐るべし。
やはり、外来語が流行するときは注意が必要ですね。それに、ラーンング・ピラミッドも怪しですし。
私は、教育の専門家や学者さんの言うことをすぐに信じてしまうので、ちょっとがっかりです。
ネットで、なぜ使われなくなったのかを調べてみるとたくさんヒットします。
そのうち、『忙しい先生のための社会科授業』というブログには、文科省の説明に関する新聞各社の報道が紹介されています。
結論としては、アクティブラーニングという言葉は新学習指導要領には記されず、「主体的・対話的で深い学び」という表現に落ち着いたようです。
全く、現場を何と思っているのでしょう。中教審や文部科学省に踊らさせた気分です。