江戸時代の経済について考えさせる視点

戦国の世が終わった江戸時代の前半は、米の増産のために新田開発がさかんになり、耕地面積の増加と農業技術の進歩と普及に伴い、人口も大きく増加しました。ところが、18世紀に入ると成長は鈍り、幕府や諸藩は財政難に陥いります。

これに対して、幕府は質素・倹約と年貢の増徴により収支のバランスを図ったり、商人の力を利用(株仲間の公認・保護)して税収を増やしたりすることで、財政を立て直そうとしました。

私は、農業の振興と商業の発達、幕府の諸改革などの歴史的事象を個別に扱うだけでは、経済の実像に迫ることはできないと思っています。

武士や町人だけでなく、農業や漁業に従事する人を含めた、日本のあらゆる層に消費意欲が高まり、貨幣が流通したことを押さえることが最も重要です。

それを踏まえれば、①貨幣を手に入れるために、米の増産や特産物商品作物の生産が盛んになったこと、②交通網の整備と発達により流通が円滑になったこと、①と②が相乗効果を生み、商業が発展したことを理解させることができると思います。

貨幣経済の広まり ~ 新田開発と商品作物の栽培 ~

商人の台頭 ~ 両替商と株仲間 ~

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