江戸時代の新田開発と商品経済の発展
帝国書院「中学校社会科のしおり」2015年度3学期号で、とてもよい教材を2つ見つけました。
(1) 新田開発を通して江戸時代の商品経済を考える。
(2) 主権者としての政治参加の意義について考えよう。
ここでは前者の教材について簡単に紹介します。
➀ 新田開発○×クイズ
・資料3・4から、農民が商品作物をつくるようになり、農村に貨幣経済が浸透していったことが読み取れます。
➁ 教科書のタイムトラベルから、都市で売られていた商品に注目させる。
➂ 商品の原材料について考えさせる。
「あめ」・・・・・砂糖
「二八そば」・・・・そば、かつお
「お酒」・・・・米
「天ぷら」・・・・魚介類、小麦
「衣服」・・・・木綿、絹、紅、藍
「納豆、醤油、豆腐」・・・・大豆
「油」・・・・菜種
「家、船、桶」・・・・・木材
新田開発を単に米の増産という視点だけでなく、商品作物の生産と貨幣経済の浸透と結びつけるという発想がすばらしいと思いました。また、衣服の色から、紅花・藍にの着目させるというのも目からウロコでした。