辺野古に計画されている代替施設とは

新政府の琉球王国への対応のことを書いたら、米軍基地のことについて少し触れたくなりました。

政府は、キャンプ・シュワブの一部である辺野古崎周辺に、普天間飛行場の代替施設の建設を計画しています。
ところが、昨年(2015年)10月、翁長(おなが)知事(2014年12月当選)が沿岸部を埋め立てるための護岸工事の承認を取り消したことで、国と地元自治体の動向が注目されるようになりました。
地元名護市でも、沖縄県でも賛否両論あるようですが、これまでの経緯とどんな基地の建設が計画されているのかを整理してみました。

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《 名護市ホームページより 》

(1) 今から約20年前(1995年)、米兵による少女暴行事件をきっかけに、沖縄県において駐留米軍に対する大規模な反対運動が行われた。宜野湾市にある普天間飛行場の返還を要求する運動も盛り上がりをみせた。
*普天間飛行場は、市街地にあるため、騒音や事故、米兵とのトラブルなどが問題となっていた。

(2) 1996年、日米首脳会談において普天間基地の全面返還を目指すことで合意が図られ、1997年には名護市周辺への移設が固まった。

(3) 2009年に民主党政権が成立したことで、普天間飛行場の県外移設が検討されものの、2010年、辺野古のキャンプ・シュワブへの移設が決定する。
*当時、鳩山首相の、移設先は「最低でも県外」という発言が繰り返し報道された。

(4) 名護市の辺野古崎地区及びこれに隣接する水域には、V字型の2つの滑走路を有する代替施設が設置される予定であるが、現職の稲嶺市長(2010年2月~)は、普天間飛行場の辺野古移設に反対の立場を取っている。

(5) 2015年10月、翁長知事が沿岸部を埋め立てるための護岸工事の承認を取り消した。

*名護市のホームページによると、市内にはキャンプ・シュワブをはじめ、4つの米軍基地・区域が所在しており、市面積の約11%をしめています。

*名護市は住民向けに代替施設建設事業のパンフレットを作成していますが、代替施設について詳しく記されています。

◆YouTube 私がグーグルアースプロで自作した動画です。

*赤で囲んだところが宜野湾市と名護市です。

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