アメリカの農業について取扱うときに、気候や土壌などの自然環境に合わせた適地適作の農業が行われていることを教えます。そして、穀物メジャーなどのアグリビジネス企業のことも教科書に載っています。

ところで皆さんは、なぜイリノイ州シカゴ が大都市として発展したのだろうと疑問に思ったことはありませんか。

シカゴは、ミシガン湖とミシシッピ川の船運を可能とする イリノイ・ミシガン運河 が開通(1848年)したことを契機に、交通の要衝として発展したようです。

そして、偶然なのかどうか分からないのですが、同年1848年に シカゴ商品取引所 も設立されています。

*御存じだとは思いますが、この取引所はトウモロコシや大豆などの穀物の先物取引において世界的にとても重要な地位を占めています。

◇ さて、農業機械についてですが、イリノイ州はアメリカ中西部の穀倉地帯を後背地としていることで、トラクターなどの生産もさかんのようです。

日本のものと比べるととても大型で高価なものですが、メーカーとしては ジョン・ディア社 が有名です。そして、この会社のトラクターを展示するパビリオンもあるようです。

このことについては、 – アメリカでは超有名な農耕トラクターのパビリオン – というサイトがとても参考になります。

*ダベンポートにジョン・ディア社の本社が、モリーンに展示館があります。

◇ 五大湖周辺の工業といえば、鉄鋼業や自動車関連産業にばかり目が行きがちですが、世界一の農業大国の発展と歩みを共にして来た農業機械の分野も見落としてはならないと思います。

そして、イリノイ州で農業機械の産業が発展したことと、シカゴが大都市として成長したことには何か関連があると思えてなりません。