昨年(H28)12月にNHKスペシャルで放送されたドラマ「東京裁判」が先日、再放送されていました。

昭和21年5月から23年11月まで行われた極東国際軍事裁判(The International Military Tribunal for the Far East)について、裁判にたずさわった11名の判事たちにスポットを当てた内容です。

さて、私が大学生だった1980年代には、東京裁判関連の書籍がたくさん出版されました。自分が何という本を読んだのかは覚えていないのですが、A級戦犯として起訴された28名は侵略戦争の責任者であるという歴史認識については、慎重に考え直してみる必要があると思いました。また、ウェッブ裁判長(豪) と キーナン首席検事(米) の名前は聞いたことがあったのですが、平和に対する罪(crime against peace)は事後法であるとして被告全員の無罪を主張した、インドのパル判事という人物がいたことを知って、大学生の私は大変な衝撃を受けました。

このNHKのドラマは、オランダのレーリンク判事 を主人公としてストーリーが展開しますが、パリ不戦条約(署名:1928年)と ニュルンベルク裁判 が、裁判において大きなウェートを占めていたことが分かりました。

このドラマのストーリーには少し違和感を感じましたが、11名の判事たちがそれぞれどのように考え、どのような過程で判決に至ったのかが実感できました。

ネットで、NHKドラマ「東京裁判」その歪んだ歴史観に異議アリ! というのを見つけました。こういうのにも目を通しておくと、バランスが取れると思います。

昭和23年11月12日に25名に判決が下り、①東条英機、②板垣征四郎、③土肥原賢二、④松井石根、⑤木村兵太郎、⑥武藤章、⑦広田弘毅 の7名が絞首刑とされました。

大学生の頃、⑦広田弘毅 を主人公にした小説「落日燃ゆ」(城山三郎)を読んだはときは、戦争を回避しようとした人物が絞首刑になったことに、無念さを感じました。

◆ 以下は東京裁判に関わった11人の裁判官です。

➀ ウィリアム・ウェッブ(豪)
➁ マイロン・C・クレマー少将(米)
➂ ウィリアム・パトリック(英)
➃ イワン・M・ザリヤノフ(ソ)
➄ アンリー・ベルナール(仏)
➅ 梅 汝璈(中)
⑦ ベルト・レーリンク(蘭)
➇ エドワード・スチュワート・マクドゥガル(加)
⑨ エリマ・ハーベー・ノースクロフト(新)
⑩ ラダ・ビノード・パール(印)
⑪ デルフィン・ハラニーリャ(比)