奈良時代の天平文化の単元では、どの教科書にも、トルファンの樹下美人図と正倉院に収められている鳥毛立女屏風が載っています。
このことは、2つの美人画を比較することで、唐の文化が周辺諸国に多大な影響を与えたことと、天平文化が唐の影響を受けた国際色豊かなものであったことを印象付けるためだと思われます。
さて、肝心の唐の美人を描いたものは、ネットで探しても画質のよいものは見つかりません。
そこで、私が授業で使っている美人画を紹介します。
これは 永泰公主墓 の壁画で、お墓は西安の郊外にあります。
なお、chi28則天武后とその孫娘の墓・「永泰公主墓 」の美しい壁画 というブログには、画質は悪いのですが写真がたくさん投稿されています。