中学校の社会科の授業づくり

評価の観点はどうなるのだろう? ~ 次期学習指導要領 ~

今年(H29年)3月に時期学習指導要領が告示されましたが、皆さんは、評価の観点はどうなると思いますか。

もしかしたら、3つの観点になりそうな気もしますが、現行と同じ4つの観点のままの可能性が高いのではないでしょうか。 *あくまでも推測です。

現行 ➀関心・意欲・態度 ➁思考・判断・表現 ➂技能 ➃知識・理解

さて、下図は、教育課程の研修会や教員免許更新の講習等でお馴染みのものです。

 

この図の一番上の『何ができるようになるか』の部分が、育成すべき資質・能力の3つの柱とされており、新学習指導要領の総則(第1の3)に明記されています。(言い回しと順番が少し違います。)

(1) 知識及び技能が習得されるようにすること。
(2) 思考力,判断力,表現力等を育成すること。
(3) 学びに向かう力,人間性等を涵養すること。

この図を見て、もしかしたら観点別評価は3観点になるのかな、と思った時期がありました。

現行の学習指導要領(H20年3月告示)では4観点ですが、次のような報告・通知などが文部科学省のホームページで公表されています。

児童生徒の学習評価の在り方について(報告) H22年3月

小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について(通知) H22年5月11日

学習評価に関するQ&A

現行に関する上の3つの報告・通知・Q&Aをよく読んでみると、今回も4観点に落ち着くというのが私の結論です。

◆新学習指導要領についても近いうちに教育課程部会(中教審)の報告や文部科学省の通知が出されると思いますが、どうなるのか楽しみにしています。(予想は外れるかな?)

◆最後に、3つの資質・能力のうちの1つである『学びに向かう力・人間性等』というのが、今一つ理解できません。今、調べているところです。