中学校の社会科の授業づくり

シベリア抑留について思うこと

先日、3年生の歴史の授業でシベリア抑留を扱いました。

約65万人もの 将兵・民間人・開拓移民の方々が、辛い思いをされたことを、我々日本人は決して忘れてはなりません。

授業では、テレビドラマ『不毛地帯』を見せるようにしています。(録画していたものを、数カット)

また、ユネスコ世界記憶遺産『旧ソ連抑留画集』も授業で見せています。著作権の関係上、このブログには載せられませんが、インターネットで見せたり、学習プリントに作品のいくつかを張り付けたりして活用しています。

◆子どもたちに太平洋戦争及び戦後の混乱について教えていてい感じるのは、「年々、戦争に対する記憶が薄れていっているなぁ」ということです。

親から戦争のことを聞くことはほとんどなく、彼らの祖父母でも、戦時中には子ども或いは戦後生まれが多いようです。

授業が終わってから、シベリア抑留と中国残留日本人孤児について知ってるかと尋ねたところ、知っている生徒はほとんどいませんでした。

知っているという子どもに聞いたところ、身内からではなく、テレビで知ったということでした。