地形図の使い方について取り扱うときには、等高線から断面図をつくる作業を通して、等高線の間隔と地表の傾斜の関係を確認しています。
ただ、子どもたちは、小学校で断面図を習っているようですが、定着が今一なので、立体地形模型をつくらせることにしています。
上の立体地形模型は、昨年度、クラス全員で協力して作らせたものです。
*ちなみに彼らの卒業式は明後日(3/11)です。
100円ショップで色付きの発泡スチロールを買ってきて、それをカッターナイフで切らせました。
高さがあり、立体的でそれなりによかったのですが、カッターで机などを傷つけたり、発泡スチロールを上手く切れないとい問題点がありました。
★実は今日の地理の時間、2年生に厚めの紙をハサミで切らせ、それらを重ねて作らせてみました。下の写真がそれです。
厚みが足らなかったので、用紙を10枚重ねて等高線1段分としました。白い厚紙9枚で厚みを付け、一番上の層に色用紙を貼って見栄えをよくしています。
*作業の雑な生徒がいたので、白い部分が見えている箇所があります。
作業後、生徒に感想を聞いたところ、全員が達成感を味わえてよかったという感想でした。
この模型を使って、等高線の間隔と実際の傾斜について説明したところ、どの子も直ぐに理解してくれました。
最後に、昨年度の発泡スチロールのものと、今回の紙製のもののどちらが良いかと尋ねたところ、やはり全員が、今回の模型がよいと回答しました。
◎参考までに、私が気になっているのはマップショップという会社の「手作り工作 だんだん地図」というショッピングサイトです。
試しに972円(税込)の三宅島の模型セットを買って作ってみようと思っています。