私がまだ幼かった頃、アメリカが泥沼のベトナム戦争にはまっていましたが、当時の若者の様子が何となく記憶に残っています。
近所のお兄ちゃんたちはスポーツカーを乗り回し、ヒッピーみたいな恰好をして、洋楽を聞いていたというイメージです。
1960年代の記憶は全くありませんが、70年代の前半のことははっきりと覚えています。
特に、田中角栄の中国訪問、上野動物園のパンダ、沖縄返還など、歴史的な出来事がたくさんありました。

さて、ベトナム戦争について教えるとき、この時代の雰囲気を是非、子どもたちに伝えたいものですが、私は次のような音楽を聞かせています。

◆映画イージー・ライダーの「Born To Be Wild」

◆ボブ・ディランの「Like A Rolling Stone」

◆フィンガーファイブの「学園天国」

当時の反戦運動やフォークソングなど、若者たちのエネルギーが感じられる気がします。フィンガーファイブは沖縄が日本に返還されたころにデビューしたグループです。南沙織などもいて、この頃から沖縄の歌手がテレビのブラウン管をにぎわすようになりました。