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天正カルタから南蛮文化を考える。

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安土・桃山時代は、南蛮貿易によって学問・技術・芸術・文学などのヨーロッパの文化が入ってきました。

教科書では、ポルトガル語が日本語になったり、逆に日本語がポルトガル語になった例が紹介されていますが、子どもたちに当時の人の立場になって南蛮文化について考えさせたいものです。

そのように考えていたときに、天正カルタの画像データ(PNGファイル)を公開しているサイトを見つけました。

★私がグループ作業用に作ったPDFデータ 『グループ作業』天正カルタ並べ替え をダウンロードできます。

このサイトでは、管理者が48枚の全てのカルタの画像を復元しており、著作権は放棄しないものの、商用でない限りは特に利用に制限を設けない旨が記されています。

早速、”イス(エスパーダ)” のカルタ12枚をダウンロードして、授業で使用しました。下の画像は、子どもたちが左から右へ、1から順番に並べて黒板に貼り付けたものです。

*私の学校は小規模校なので、1年生は1クラスです。人数は14人なので3班に分けています。
*カルタの種類は➊パウ(棍棒)、➋イス(エスパーダ、剣)、➌オウル(貨幣)、➍コップ(聖杯)の4種類で、各種類13枚ではなく12枚ずつです。

天正カルタ

★ 上の画像をネットとよく見比べてください。全ての班が間違っています。

1 作業の手順は、次のとおりです。

➀ まず各班にカルタの画像を貼り付けた用紙を配付。(A3用紙2枚ずつ)

➁ 12枚のカルタをハサミで切らせました。

➂ グルーブで話し合い、カルタを1から順に並べさせました

➃ 並べ替えの作業が済んでから、黒板に貼らせました。(セロテープ)

2 生徒の反応は次のとおりでした。

・まず、カルタが13枚でないことに気づいた子どもたちが騒ぎ始めました。

・それから、ドラゴンが1だということに全員が気づき、並べ始めます。(ドラゴンエース)

・絵札3枚の扱いに困惑しますが、私が想定していた通り、女性の札をクイーンと思い込んでくれました。

*女性はクイーンではなく女従者(10番目)であり、ドラゴンを殴ろうとしています。
*馬に乗った男性は騎士(11番目)のようです。ジャックにあたるのでしょうか?

*キングは12番目の札になります。

3 まとめとして次のような話をしました。

・ポルトガル人によって伝えられたカードゲームが、日本人に遊びとして受け入れられ、カルタという外来語が日本語になった。

・ポルトガル人の船乗りたちは、長い船旅の暇つぶしにカルタでギャンブルをしていた。

・戦国時代、戦さの陣営では兵士たちの間でカルタで遊ぶことが流行し、やがて賭事に使われるようになった。そのため賭事を禁止する掟書が出されることもあった。

◎このような話をしたあとに、カルタを楽しんでいる人たちが描かれた 彦根屏風 を見せました。

★最後に、日本語になったポルトガル語について調べさせましたが、どの生徒も意欲的に取り組んでいました。

*大牟田には市立の 三池カルタ・歴史資料館 があるので、足を運んでみよと思っています。

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